トントントン。

「おはよう。ママ。パパ。」

私は、間部奏。


「おはよー」
ギュッ、ドカ、バキ

「奏酷いぞ。愛するパパを「愛してないよ。でも、大好きよパパ。」かなぁー。」

またパパ泣き始めた。
パパは私を、溺愛している。
これは、毎朝の恒例行事?だから気にしないで。

私んちは世界1のグループの家。とりあえず家でかいし、割と何でもある。
んでパパはその社長。残念系イケメン。

「おはよう奏。ちょっと話したい事があるから、食べながら聞いてちょうだい。」

私のママは、会長。美人。一度、ミスコンで優勝した事もあるよ。

「ママ。どうしたの?」

「大事な話よ。と言ってもすぐ終わるわ。」

「そうそう!大事な話♪」

「奏には今日から、転校してもらいまーす!今の学校つまらないでしょ?」

「んー?まぁね。レベル低いし。」

「でしょー。だから、転校して?」

「それとこれとは話が。手続きは!?私の、荷物は!?制服は!?」

「それは大丈夫よ。もう、手続きしてあるし、荷物は隣の部屋においてあるし。制服は…………ジャーン!ここにありまーす。」

また論破された。いつもママには勝てないのよね。なんでだろか?

「って、この分厚い眼鏡とヒザ下スカートは何でしょうか?まさか!?」

「そのまさかよ。」

「だってこんなに可愛い娘が襲われたら困るんだもん。ね。後、もう1つ。婚約者見つけてきて。これが、ミッションだよ。」

なーにがだもん。だ!なーにがだよ。だ!


「こ、こ、こ、婚約者ーーー!?なんで!まだ私恋した事ないよ。」

「まぁ。そう言わずにやりなよ。」

「やるわよね?奏?(黒笑」

ゾクッ!

「や、やらせていただきます。」

「じゃあちゃっちゃと着替えて来てー。ほらー。もう遅刻になっちゃうわよ。」

誰のせいだよ。

とりあえずさっさと着替えて、

「うげっ、ダッサ。」

元々ダサいのに。更にダサくなっちゃった。

「行ってきまーす。」


覇月高校に行ってきます。