闇の音には虹を。

虹Side

屋上。

「ねぇねぇ。虹。何カリカリしてんのさー。」

「そうだぜ!笑顔で行こうz」

「あっ(怒」

「ごめん。おい、雄飛。どうしたんだよ。」

「それがさ。俺でもある人の情報。入手できなくて、」

「雄飛。聞こえてんぞ。あぁ。苛つく。」

ガシャン!思いっきりフェンスを蹴った。

凹ましてしまった。まぁいい。

「虹。ある人の情報って、誰?」

冬斗は標的に近づくのが得意。だから、今回も近づく気なんだろう。。

「冬斗。今回は辞めておけ。人位なら言ってやる。‘間部奏’昨日ここで、寝てた奴と瓜二つだ。多分同一人物。同い年だ。」

「ここで、寝てたって事はこの学校の子だけど、そんな子聞いたことないよ。しかもそんなお金持ちならSで入るんじゃない?」

「そう。その線で調べたら、2人。情報が隠れていた。名前以外何も収穫なしだ。」

「その二人って、藍田って子と、華本って子?」

「さすが冬斗。俺は、藍田だと睨んでいる。華本は違う。」

「そうだなー!俺、話しかけてやろうか!間部!って。」

「あぁ。鎌かけるのはいいかもしれねー。」

「僕。女装しようか。」

「お前はしたいだけだろーが。じゃあ頼む。」