「お嬢様。スイートをお取り出来ました。では。幸運を願って。」

「ありがとう。」そこから、スイートに登った。メイドの支那さんと共に。

「支那さん。お願い。」

「ハイ。お嬢様。今日のドレスお似合いです。またお胸が大きくなられましたか?」

「そう?ありがとう。今日はこのドレスに合うように、アップにしてくれる?」

「はい。」

そこから30分位でできた。

「お嬢様。これを。」

渡してきたのは、サファイアのイヤリング。

「ありがとう。行ってきます。」

「行ってらっしゃいませ。」

今日はママもパパも助けてくれない。

次期社長として、堂々とした立ち振る舞いをしないと。本当はパトロールしたかった。そっちの方が断然楽しい。

「おやおや。間部会長の娘さん。お会いできて嬉しい限りです。」

「あら。こちらこそ。佐久間社長。息子さんは今日も来てらっしゃらないのですか?」

「いや、来ております。どこかに行きましたがな。」

「フフフ。恥ずかしがりやなのですね。一度、お会いしたいです。ではまた。」

あー。柄じゃないやー。敬語とか疲れるし。

ガーデンに行こー。