愛し、愛されたのは優しい死神でした。


無理して会話をしなくちゃならない空気でもないからかな?

そして何よりも二人の会話を聞いているだけで面白い。

一通り食事を終えて食休みをしてると律さんがご機嫌気味に口を開いた。

「それにしても…さっきのプレゼントの時に見た笑顔はぐっと来ました♪」

「ん?兄貴、何あげたの?」

律さんは席を立つと先ほどのバスケットを抱えながら戻ってきた。