愛し、愛されたのは優しい死神でした。


ほんの一瞬、手が止まり俯いていると何かが目の前でぷらぷら動いている…。
これは…

『タコさんウインナー…』

「カニさんも居ますよ?♪」

ウインナーに切れ目を入れてタコやらカニの形を作って見せてくれた。

―律さんって本当器用なんだな…。

次々に形作られるのに見惚れて律さんの手元ばかり見てしまう。