愛し、愛されたのは優しい死神でした。


彼の温もりも、感触も…声も。全て愛しくて、嬉しさが込み上げてくるよう。

「…お前と話せなくて…触れられなくて…苛ついて気が狂いそうになってた…。」

『私だって……ううん、私の方が辛かったもん…!!!』

そう言い放った後、抱き締める腕に更に力が加わって息苦しくなる。
そんな中で私も自分の気持ちを口に出していた。

不安を吐き出していくにつれ鼻がツーンと苦しくなってきて目からは涙が溢れてきて、
私は幼い子供の様に泣きじゃくった。