愛し、愛されたのは優しい死神でした。


「だぁぁぁ~っ!悪かった!!責任取りますっ!!取るから…血走った目で見るなよ~…!
でもどうやって責任取れば良いのか解んないし…。」

「そんなの決まってるだろ?普段から俺達が側に居て近寄ってきた奴等を退治すればいいだけの事だ。」

「えっ…?ぇぇえっ?!ずっと?!…一生涯終えるまで?!」

「他に何があるっていうんだよ?」

蛇に睨まれたカエルみたいに固まる俺は兄貴の意見を呑む事しか出来なくて頷いた。
それに兄貴のご機嫌は少し落ち着いてきたっぽいし。