愛し、愛されたのは優しい死神でした。


凪君と頷くと、凪君のお兄さんが本の様な物を私の胸の前で開いた。

「髪の色はどんな色が良いかな?今は結構暗めなブラウンだから、もう少し明るくても似合うと思うんだ。」

『髪を染めるんですか…?』

「そう。…今のままでも可愛いが…もっと可愛くしたいから―」

すると、頬を撫でられて顎に指がかかった時、凪君の冷静な声が割って入ってきた。

「―兄さん。…ルナちゃんは彼氏が居るから手を出さないでって言ったでしょ?止めてよ。」

「…ぁあ~…そうでしたね。」