愛し、愛されたのは優しい死神でした。


肩を強く抱かれて…はっきり言ってくれたもん。それに誓いのキスだって…。

あの日の事を思い出すと、気持ちがふわふわしてくる。

私にとってあんな瞬間も言葉も気持ちも景色も何もかも縁が無いと思っていたから…。

『…カッコ良かったな♪律さん…』

幸せ混じりの溜め息が出てくるけど、目の前で起きている現状に目を向けるとシャボン玉が弾けた様に我に返った。

おまけに…こんな状況でも体は正直みたいでお腹のむしがまた鳴いた…。