眼鏡の下からは冷たい鋭い視線が覗いていて慣れてない私には鳥肌が立つ勢いだ。 何とか機嫌を直してもらおうと岳にした様にクレープをフォークに刺して口元へ手を伸ばした。 『律さんも…良かったらどうぞ…!あ~~ん…?』 そんな私に気付いて律さんは満足気にフォークのクレープを頬張ると至福の笑みを浮かべた。 「あぁっ!ずるいっ!!ルナ~俺にももう一回~…」 「ルナは俺の女だ。これは俺だけの特権なんだからな?!お前にあーんしたのは、ただの助け船だ!…ていうか、さっさと謝れ。身のためだぞ。」