愛し、愛されたのは優しい死神でした。


そんなこんなで―私達が天界に来た当日。
手続きを済ませた私達は、お姉様の提案で簡易的な祝杯パーティを開いていた。

沢山の種類のお酒。
お肉や魚の手がこんだ料理。チーズ等のおつまみ類の詰め合わせ。
山盛りになったフルーツやデザートが多数並べられて、いつになく豪華。

こんな料理をお姉様はいつ用意していたのか不思議だったけど、どの料理も律さんが作る料理並みに美味しい―。

『お姉様っ、これお姉様が作ったの?』

「勿論♪美味しく出来たでしょ~?」