愛し、愛されたのは優しい死神でした。


『やっ…ダメですっ!!岳だって居るし!』

「岳は任務に行ってるから居ないよ。はぁ~…残念だ♪」

律さんも相変わらず私をからかう。
くるっと寝返りを打つように律さんに背中を向けた時…枕の感覚に疑問を抱いた。

…ふかふかじゃない…?

柔らかい様な固いような…それに何故か温かい…?首を動かして改めて枕の感触を確かめる。

するとなぜか律さんが小さく笑いだした。

「ふっ…ふふっ…俺の腕枕はそんなに寝心地が良いか?♪」