愛し、愛されたのは優しい死神でした。


「うん♪…次に来る時は律さんと岳と皆でおいで♪ちゃんと待ってるから♪」

偽りの無い眩しい位のお姉様の笑顔を見たら、本当なんだって思えて…私は素直に頷いていた。

…その意味が私には何なのか私自身解っている。

『…うんっ、解った♪』

お姉様に手を振り見送られていると急にふわっと体が宙に浮いた。

『っわぁ…!!?』

ぐらりと体が傾き、体勢が安定した時先程より視線が高くなっている事に気付く。

「ちょっ、律さん?!あんまり見せ付けないで貰えます?!私はまだ認めてませんからねぇっ!?」

「そうでしたか?♪俺の中ではもう認められたのかと思いましたよ♪」