愛し、愛されたのは優しい死神でした。


「ぁあ♪ただしティナのOKが出ればの話だ。全部食べきるまでお前を見張るように言ってあるからな♪」

「っ…ぇぇぇぇ~?!!……兄貴!!お前まさか…!!?」

「ニャッ♪」

ティナは楽し気に返事を返して臨戦態勢になる。岳には悪いけど今の光景は面白いし可愛い。

でも食べ切れなかったらずっと、あのまま岳に付きっきりだよね?そしたらティナがご飯を食べる時間も無くなっちゃう…。

だいぶ大人の猫には近づいてきたけどお腹は空くよね。…それはいくらなんでも可哀想!
お腹空いてるんだろうな…大丈夫かな…?

『律さん…ティナはもうご飯は済んだんですか?』