愛し、愛されたのは優しい死神でした。


「あっ♪ノート活用してくれてるんだ♪?」

突然かけられた声に驚いて広げていたノートを閉じて慌てて後ろに隠した。

「ハハッ☆そんな慌てなくても良いじゃん☆」

『…なんだ岳かぁ…びっくりした…』

「っちょ…なんでそんな安心しちゃってるの?!…なんか寂しい~~」

『アハハ…ごめん…』

そこに居たのが岳で良かったと内心思った。律さんだったらきっと…何も言えなくなっちゃうもん…。

「別にいいよ☆それよりさ!兄貴がクッキー作ったらしくて、さっき貰ったんだけど一緒に食べない?」

『食べるっ♪』