愛し、愛されたのは優しい死神でした。


『…腕を掴まれた位で…あとは何も…』

そう答えると少し体を離して真っ直ぐ目を見据えた。

「まだ奴の邪念が残ってしまってますね…」

そっとその箇所を撫でられビクりと反応してしまう。
またあのおぞましい映像が脳裏をかすめた。

『っ…っ…!!』

少し落ち着いていた震えがまた起こり、たまらず律さんのシャツを握り締める。

『~~っ!!!』