愛し、愛されたのは優しい死神でした。


そしてある日、家に一枚の手紙が届いた。

“ルナへ。

…勝手に出て行って寂しい思いをさせて…ごめんなさい…。でも…私はいつか必ずこの家に戻ってくる。……私はルナの事を見捨てたりしない。良いお医者様を必ず見付けてくるから。それまで、少し待っててね??                               ルキより”

初めて貰った手紙…。その日にちは5年も前だ。

『…お医者様を見付けなくて良いから…この家に居てよ…お姉様っ……』