握手を交わした後、真剣な顔付きになった岳は私を真っ直ぐ見据えて口を開く。

「…俺のこれからの目標決めた!ルナに男の免疫を作る!!そんで良い恋をしてもらう!!ルナの理想の恋♪」

数分前は瞳を潤ませていたのに表情が早変わりして今度は闘志が涌いている瞳になっている。…切り替えが早いのかな?

『…免…疫…?理想の…恋?』

「そう!俺で男に慣れとけば彼氏候補の男にも堂々と話せると思うし!…男慣れ大作戦だぜ~~っ!!」