―こんなに優しいんだもん…心を開いても良い気がする―

『…ねぇ岳さん,今度から岳って呼んでもイイ?』

「??そんなの…イイに決まってんじゃん!…俺は…最初からルナって呼んでるし☆改めてヨロシクな♪ルナ♪」

岳は右手を差し出してきて私も右手を差し出し握手を交わした。

『フフッ、よろしく♪』

それだけで心が踊って、少しだけ消えたい気持ちが薄れた気がした。