愛し、愛されたのは優しい死神でした。


『ケガをしてるんだから当たり前の事だよっ!バイ菌入っちゃいますよ?!』

つい声を張っちゃったけどケロッと笑って見せた。

「ルナにこうされたら直ぐ治りそう♪」

手元をチラッと見てちょっと意地悪な笑みを浮かべて私を見てるから,自分も視線を落とした。

『??…あっ…!』

「俺はこっちの方が良い♪」

『ごめんなさいっ…』

「…あれっ,離しちゃうの?」