「…………」


深刻そうに眉を潜める先生。


そんな先生に私はふっ、と笑みを零して、続ける。


そしてその年の秋頃に、私の心は死んだ。


小学校から一緒だった親友に、裏切られたの。


「……真優(まゆ)ちゃん、ですか……?」


「クスッ。そんなことまで、書いてあったの? 私のカルテに」