なにがやすらぎフィフティーンだ、くそったれめ、神林はそう心の中で毒づいてやった。
その時、神林の携帯が鳴った。
「はい」
「おお、神林。いま、家か?」
部長からであった。
「これから本部に向かうところですよ」
「そうか。実は、チコに動きがあった。すぐに来てくれ。橋高くんと愛し合ってるところ、すまないな」
「出社前に愛し合わないですよ……」
「なんだ、神林。起きてから愛のあいさつを交わしたり、していないのか」
「なんですか、愛のあいさつって(笑」
「壁ぎわに追い詰めて、手でドンってやって、身体を拘束するんだ。それでしっかり見つめ合って、言ってやるんだ。『お前はもう、俺のものだから……」
「部長……いいんですか!?チコの件があるんでしょう!?こんな話をしてて……」
「あ、ああ……すまないな。世界が変わってしまった影響で、少し気が緩んでしまったのかもしれないな。まあ、少しくらい遅れてもいいからちゃんと橋高を愛してやるんだぞ、神林。じゃあ、待ってるからな」
その時、神林の携帯が鳴った。
「はい」
「おお、神林。いま、家か?」
部長からであった。
「これから本部に向かうところですよ」
「そうか。実は、チコに動きがあった。すぐに来てくれ。橋高くんと愛し合ってるところ、すまないな」
「出社前に愛し合わないですよ……」
「なんだ、神林。起きてから愛のあいさつを交わしたり、していないのか」
「なんですか、愛のあいさつって(笑」
「壁ぎわに追い詰めて、手でドンってやって、身体を拘束するんだ。それでしっかり見つめ合って、言ってやるんだ。『お前はもう、俺のものだから……」
「部長……いいんですか!?チコの件があるんでしょう!?こんな話をしてて……」
「あ、ああ……すまないな。世界が変わってしまった影響で、少し気が緩んでしまったのかもしれないな。まあ、少しくらい遅れてもいいからちゃんと橋高を愛してやるんだぞ、神林。じゃあ、待ってるからな」

