静かな公園にブランコの動く音だけが響く。 「ねぇ」 暗い公園に私の声が響く。 「ん?」 彼の視線を背中に感じる。 「あんまり強くおさないで。」 一瞬の無言の後、彼は口を開いた。 「…は、はぁ!? お前なぁ…」 すんごい怒ってるけどこっちだって怒りたい。 だって。 「こわいし!? 体が宙に浮いちゃうのよ!?」 怒りに任せて叫んでみる。 あら、なんだか 言い過ぎた??あぁ、でも本当に怖いのよ。