だって私、本当に大河の事何も知らないしなんで好きになったのかもわからない。



なのに、心は大河に恋してて…。



「ホント、意味わかんない…」



ベッドから下りて制服に腕を通す。



スマホを制服のポケットに入れて櫛で髪をとく。



クローゼットを開けて学校用の鞄を取り出そうとした。



「…、?」



今まで気付かなかったが、クローゼットの奥には中学の頃の制服があった。