一瞬悲しそうに目を伏せた平田大河。



「けど、犬でもあり」



ゆっくりと伏せていた目が私に向けられていく。



「私の友達。」



『って事にしといてあげる…。』



そう視線を逸らして呟いた言葉は完全にスルーされた。



「マヂかよ」



少しビックリしながら少し嬉しそうなその目は私をしっかりと捉える。