チラッ



私はチラリと時計をみる。



あと、1分…



チッチッチッチッチッチッチッチッ…



やけに静かで時計の音が教室に響く。



だが、この静けさもあと何十秒後かには無くなっていく。



チッチッチッチッ…



3、2、1、キーンコーンカーンコーン……



チャイムだ。



普通ならこのチャイムで生徒は席につき、朝のホームルームまで静かに待つのが基本だ。



だがこの学校は違う。



ザワザワ…



だんだんとざわつきが増してきた。



あぁ、きた。