ガチャリ、と扉を開けると、中には以外にもシャンデリア、真っ赤な絨毯、と、廃墟には見えない豪華な家具の数々が陳列されていた。
タスクはそれらに瞳を輝かせ、モテギは、未だに激しく息切れをしていた。うん、だから前からオレは適度に走っておけと行ったのだ、と1人頷く。
__こういうのもなんだが、モテギは所謂ニートである、彼の真っ白な肌もそれを示していた。
…というか、彼の容姿は何処をとっても余り普通とは言えない。言えるわけがない、と言えるその容姿は、実の所、かなりよくわからない格好なのである。
紫や黒が混じっているモサモサとした顔まで隠している髪の毛、真っ白な肌、偶に除く彼の赤い瞳に、犬の様な字が項に出来ている。
これだけを見てもらえば、きっとわかってもらえると思うのだけれど、彼は相当にニートなのだ。そう、BESTニート賞とか、有るのならきっと彼は毎年金賞常連な筈だ、いや、これは褒め言葉だ。うん。
「…何。」
と、そう俺の視線に気付いたのか、振り向き、モテギはそうオレに問い掛ける。
何でもない、という代わりに頭を振ると、彼はつい、とそっぽを向き、近くにあった赤いソファの上にダイヴする。
___と、そこでオレは再び辺りを見渡す。
豪華絢爛なシャンデリア、真っ赤な絨毯、赤く染められた何回も舐めして作られたのであろうソファに、硝子の大きなテーブル、それに、硝子のイス。
…ここまで来て、オレはやっぱり、と首を捻った。
…ここまで出来すぎなのは、逆に怖いなあ、なんて。
タスクはそれらに瞳を輝かせ、モテギは、未だに激しく息切れをしていた。うん、だから前からオレは適度に走っておけと行ったのだ、と1人頷く。
__こういうのもなんだが、モテギは所謂ニートである、彼の真っ白な肌もそれを示していた。
…というか、彼の容姿は何処をとっても余り普通とは言えない。言えるわけがない、と言えるその容姿は、実の所、かなりよくわからない格好なのである。
紫や黒が混じっているモサモサとした顔まで隠している髪の毛、真っ白な肌、偶に除く彼の赤い瞳に、犬の様な字が項に出来ている。
これだけを見てもらえば、きっとわかってもらえると思うのだけれど、彼は相当にニートなのだ。そう、BESTニート賞とか、有るのならきっと彼は毎年金賞常連な筈だ、いや、これは褒め言葉だ。うん。
「…何。」
と、そう俺の視線に気付いたのか、振り向き、モテギはそうオレに問い掛ける。
何でもない、という代わりに頭を振ると、彼はつい、とそっぽを向き、近くにあった赤いソファの上にダイヴする。
___と、そこでオレは再び辺りを見渡す。
豪華絢爛なシャンデリア、真っ赤な絨毯、赤く染められた何回も舐めして作られたのであろうソファに、硝子の大きなテーブル、それに、硝子のイス。
…ここまで来て、オレはやっぱり、と首を捻った。
…ここまで出来すぎなのは、逆に怖いなあ、なんて。
