領はネックレスに書いてある言葉の意味を本当は知っていた。
撮影でスペインに行った時、現地でお世話になった人からもらったカードに書いてあった。
後から調べると、(あなたを見守る愛の力)と言う意味だった。
ちひろは肩までの髪を左手で左側に寄せ、右側にいる領に背を向けた。
領は一度左手をネックレスから放し、ちひろの左肩から前に回した。
今、ちひろは領の腕の中にいる。
チェーンの端と端を持ち後ろへ、そしてうなじに領の手の温もりを感じ、目を閉じて待った。
長く感じる短い時間…
「できた…」
ちひろが振り返ろうとしたら、領に後ろから強く抱きしめられた。
ちひろの右肩に領の顔がある。
「ど、どうしてこの石を選んだの?」
「6月の誕生石なんだ…始まりの6月…」
領は抱きしめたまま、ちひろの右耳に囁いた。
「私、大切にする。」
「うん、ありがとう。」
とてもやさしい声だった。
「…石の意味は?…」
「…僕のネックレスと…同じなんだ。知ってるよ。」
領は微笑んだ。
ちひろは振り返り領の胸に顔をうずめた。
ちひろの綺麗な髪をなで、
そして、領は、キャンドルを吹き消した……
撮影でスペインに行った時、現地でお世話になった人からもらったカードに書いてあった。
後から調べると、(あなたを見守る愛の力)と言う意味だった。
ちひろは肩までの髪を左手で左側に寄せ、右側にいる領に背を向けた。
領は一度左手をネックレスから放し、ちひろの左肩から前に回した。
今、ちひろは領の腕の中にいる。
チェーンの端と端を持ち後ろへ、そしてうなじに領の手の温もりを感じ、目を閉じて待った。
長く感じる短い時間…
「できた…」
ちひろが振り返ろうとしたら、領に後ろから強く抱きしめられた。
ちひろの右肩に領の顔がある。
「ど、どうしてこの石を選んだの?」
「6月の誕生石なんだ…始まりの6月…」
領は抱きしめたまま、ちひろの右耳に囁いた。
「私、大切にする。」
「うん、ありがとう。」
とてもやさしい声だった。
「…石の意味は?…」
「…僕のネックレスと…同じなんだ。知ってるよ。」
領は微笑んだ。
ちひろは振り返り領の胸に顔をうずめた。
ちひろの綺麗な髪をなで、
そして、領は、キャンドルを吹き消した……
