公園に着き、相川容疑者の言った場所まで歩いた。

「あれ?」

「どうしたチカコ。」

「女性がいる!」

女性が倒れていた。

「すみません。井守美沙さんですか?」

「はい……そう……で……す。」

「救急車を呼んでもいいですか?」

倒れている女性は、行方不明の井守さんだった。生きていたんだ。

「井守さん、遺書は近くにありますか?」

「私は自殺してないです。変な男の人に殴られて、これ以上攻撃されないよう死んだふりをしていました。そしたら私の服を脱がして、この場所に捨てられました。」

井守さん、アタマいい!

「でもそのあと、携帯電話もないし、殴られた衝撃で立ち歩くことができなくて。おまわりさん、ありがとうございます。」

「感謝されて、私のほうも嬉しいです。」

井守さんは、救急車で病院に搬送された。

そしてこれから、警察署で相川容疑者の話を聞く。

事件の詳しいこと、知りたいな。