数分後、私の仲間警官が来た。

只今、現場検証中。

まさか自分ちの周辺で殺人事件が起きるなんて。

「チカコ、遺体……どんな感じで見つかったんだ?」

この男の人は先輩警部の田橋晴時(たばし せいじ)さん。

「遺体の首にはロープが巻いてあって、下着姿で、背中の下には便せんがあったんです。もしかして、その便せんは遺書かもしれません。」

「遺書だとしたら、自殺も考えられるけど……遺書があるからって、自殺とは限らない。自殺と見せかけた殺人の可能性もあるかもなー。」

他殺?