私の家系は、父、母、弟が1人そして私の4人家族でした。

父は17歳の時に他界しております。
それ以降は母が女で一つで私と弟を育ててくれました。

そんな最愛の母が、私が29歳の時に
乳ガンで亡くなりました。

享年59歳でした。
寒い冬の深夜1時に息を引き取りました。

正直、何もかもが考えられなくなり
これからどうやっていけばいいのかもわからず
生まれて初めての感覚に陥りました。

亡くなった母の遺体と私は
朝4時ごろに自宅に戻ってきました。

私はどうしていいかわからず
近所のラブホテルに逃げ込み
母を自宅で1人にしてデリバリーヘルスを
呼びました。

悲しさを紛らす為に。
数分前に母を亡くしたショックで
あまり記憶がありませんが
デリバリーヘルスの女性は
私を優しく包み込んでくれました。

ホテルを出た頃には、すっかり明るくなっていて母の友人達が私の自宅に来ていました。