「その発言、ストーカーみたいだから」 「いやいや、そしたら絵菜だってそうじゃん」 「わたしは違うよ!憧れの眼差しで見てたよ!」 「あこ、がれ…?」 杉原さん、今なんて言ったの? わたしが、憧れ? 「んー、とりあえず歩きながら話そうぜ。暗くなっちまう」 「そうだね。行こう、佐々木さん!」 そう言って杉原さんはわたしの手をとって下駄箱を出る。 理緒以外の人に手を引っ張られたのははじめてだ。