「えっ、えっ…」


突然の出来事に頭がおいつかないわたし。

「ちょっと!圭介!突然怪しいでしょ!ごめんね佐々木さん!わたしは同じクラスの杉原絵菜!こっちは同じクラスの矢代圭介!」

そう言って自己紹介をしてくれた杉原さん。そして続けてこう言った。


「わたしたちね、ずっと佐々木さんと友だちになりたかったの!」

目をきらきらさせてわたしの手をとる杉原さん。
わたしと、友達…?人違いとかじゃなくて?

「ちなみに、人違いじゃないからね!俺らほんといつも遠くから佐々木さんのこと見ててさ」

そう言って笑う矢代くん。わたしのことを見てた?なんで?