恋する5秒前~無愛想なキミと~



ひゃあああ!


どどど、どうしようっ?


唖然とした表情で私を見つめる桜井君が視界に入ってきた。目が合った瞬間


「クッ……」


桜井君は笑いを噛み殺しながら肩を震わせていた。


そしてーーーー。


「水野、後は俺が始末しておくから、洗い物済ませてこいよ」


「うん、それじゃお願いします」


私に背を向けながら、桜井君が言ってくれたんだ。


私の恋は発展する前に終わったな……桜井君笑ってたし。


キッチンに戻った私はガックリと肩を落としたんだ。


「ふーん、すごいオチだね」


「でしょ?もう、あんな姿見られちゃって最悪だよ。女の子としてみられることはもう、ないかも」


思い出すだけでかなりへこむよ。