「くそ!アイツ、どこへ行ったっ!」 「姉ちゃん、あっち、テレビの裏へ行ったよ」 翔が教えてくれた方向に視線を向けると……いた! そっと近づいて、ヤツに目掛けて思い切り腕を降り下ろした。 パァンと乾いた音が部屋中に響き渡る。 丸めた新聞紙は見事に命中し、ヤツはコロッと息絶えた。 「やったあ!タマちゃん、スゴい!」 「姉ちゃん、すげぇ」 「どうだっ、まいったかっ!」 鼻高々に叫んだ途端にハッと我に返った。 そうだっ、忘れてた! 恐る恐る部屋の中を見回すと