今度はいったい、なに?
2人でこそこそと話しなんかして。
桜井君の方を見るとテレビを見ていた。
またワガママを言って桜井君を困らせないでよね。
お願いだから、もう彼を解放してあげてぇ。
ヒヤヒヤしながら見守ること数分。
どうやら、ないしょ話は終わったみたい。未来はニコニコしながら桜井君の元へ近づいた。
「お兄ちゃん、あのね」
「ん?なんだよ」
「あのね、タマちゃんが作るご飯って、すんごく美味しいんだよ。だから、お兄ちゃんにも食べて欲しいなぁ」
「俺もお兄ちゃんと一緒にご飯食べたい」
「えっ!飯?」
いきなり言われて桜井君は戸惑ってるよ。
まったく、もうっ!
翔までそんなことを言うとは。ないしょ話をしてたのはこういうことだったんだ。
「コラッ!2人とも桜井君を困らせちゃダメじゃないっ!」
私は言いたい放題の2人を叱った。
「水野、そんなに怒るなよ」
桜井君が口を挟んできた。

