恋する5秒前~無愛想なキミと~



そっか、だから今までキスをしてくれなかったんだ。


もう、私の事が好きじゃないのかと思ってた。


良かった!桜井君の思いが聞けて、もう、悩まなくてもいいんだね。


ホッと胸を撫で下ろした私は


「ううん、私はその……嬉しかったから、謝らないで」


「……環」


普段の私なら恥ずかしくて言えないけれど、素直に自分の気持ちを伝えることができたんだ。


これも桜の効果かな?


スマホで写真を撮り合った私達。


「寒くなってきたな。そろそろ帰るか?」


気づけば日も落ちて辺りは少し暗くなってきた。


「うん。帰ろう」


スマホで時間を確認すると夕方の4時を過ぎていた。


「6時頃には家に着くだろ」


「そうだね」


手を繋ぎながら家の事や学校での事を話ながら歩いて行く。