そっか、だから今までキスをしてくれなかったんだ。
もう、私の事が好きじゃないのかと思ってた。
良かった!桜井君の思いが聞けて、もう、悩まなくてもいいんだね。
ホッと胸を撫で下ろした私は
「ううん、私はその……嬉しかったから、謝らないで」
「……環」
普段の私なら恥ずかしくて言えないけれど、素直に自分の気持ちを伝えることができたんだ。
これも桜の効果かな?
スマホで写真を撮り合った私達。
「寒くなってきたな。そろそろ帰るか?」
気づけば日も落ちて辺りは少し暗くなってきた。
「うん。帰ろう」
スマホで時間を確認すると夕方の4時を過ぎていた。
「6時頃には家に着くだろ」
「そうだね」
手を繋ぎながら家の事や学校での事を話ながら歩いて行く。

