重なった2人の唇。
桜の香りに包まれながら交わした桜井君との初めてのキス。
「俺、興味があるのはお前だけだから」
「うん。私も、だよ」
絡まる2人の視線。
「はぁ……もう、我慢すんの止めた!」
桜井君はボソッと呟いたかと思うと
「えっ!……桜井君?……んんっ!」
強引に私を引き寄せてきたかと思うと、もう一度唇を重ねてきた。
さっきよりも深く荒いキス。何度も角度を変えてくる。
「……んっ!」
どうしよう?
息が苦しくなってきちゃった。
「……はあっ」
頭がボウッとなり始めた所で解放された唇。
「やっぱ、止まんねぇな。こうなること分かってたから、俺、今までずっと我慢してたのにな」
ごめんな……って言いながら桜井君は私の頭を撫でた。

