恋する5秒前~無愛想なキミと~



重なった2人の唇。


桜の香りに包まれながら交わした桜井君との初めてのキス。


「俺、興味があるのはお前だけだから」


「うん。私も、だよ」


絡まる2人の視線。


「はぁ……もう、我慢すんの止めた!」


桜井君はボソッと呟いたかと思うと


「えっ!……桜井君?……んんっ!」


強引に私を引き寄せてきたかと思うと、もう一度唇を重ねてきた。


さっきよりも深く荒いキス。何度も角度を変えてくる。


「……んっ!」


どうしよう?


息が苦しくなってきちゃった。


「……はあっ」


頭がボウッとなり始めた所で解放された唇。


「やっぱ、止まんねぇな。こうなること分かってたから、俺、今までずっと我慢してたのにな」


ごめんな……って言いながら桜井君は私の頭を撫でた。