「もう、隼人。いい加減にしなよ。周りの人に迷惑だよ」
2人の間に割って入る樹里さん。
「悪い、樹里。俺、カッとなってつい……賢司、悪かったな」
桜井君は、ばつが悪そうな顔をして謝った。
「俺はいつものことだから気にしてないって、それより隼人、水野さんとデートの途中なんだろ?」
「ん、そうだけど」
ぶっきらぼうに応える桜井君。
「これからどこか行く予定だったんじゃないの?ねぇ、水野さん?」
「うん、この先のショッピングセンターへ行こうと思ってたんだ」
門倉君に聞かれた私が応えると
「ダメじゃない、隼人!水野さんを連れてってあげなきゃ!」
「あ、あぁ……」
あ~あ、桜井君。樹里さんに注意されちゃったよ。
こうやって見ていると、桜井君は樹里さんに頭が上がらないみたい。
どっちかと言うと、樹里さんがお姉さんで桜井君が弟って感じかな?
見た目は正反対に見えるけど、実際に2人の掛け合いを見てみると分かる2人の関係図。

