それより、時間! 「桜井君、急ごう!授業が始まるよ」 教室の時計を指差して桜井君に教えると 「あぁ、そうか。次は美術だっけ」 「うん。そうだよ」 「行くぞ、水野。走れるか?」 「うん、多分」 美術室は隣の棟にある。 私達は慌てて教室を飛び出した。 やっぱり、左足が痛いな。 走る度にズキズキと痛みが走る。 骨が折れてたら走れないから、転んだ拍子に捻挫しちゃったのかなぁ? 先を行く桜井君の後を追いながらそんなことを考えていた。