「タマちゃん、ハンバーグ食べられないのぉ?」
心配そうな顔をする未来に
「う~ん、ちょっと無理かなぁ。急いで何か作るから、待ってて!」
「姉ちゃん、腹へったよ」
翔にも催促されちゃった。早く作らないと!
二人からくるプレッシャーを浴びながら冷蔵庫の中をガサゴソと漁っていると
「ただいまぁ。あら……なに?焦げ臭いけど、どうしたの?」
顔をしかめながらキッチンへ入ってきたのは
「里美ちゃん、お帰りなさい」
「あっ!ママ!お帰りなさいっ」
未来の母親である里美ちゃんだ。
「未来、良い子にしてた?」
飛びついてきた未来を抱き締めて、頭を撫でる里美ちゃん。
「うん。良い子にしてたよぉ。ねぇ、ママ。タマちゃん、ハンバーグ焼くの失敗しちゃったんだよ」
「そうなの?環」
「うん。火加減間違えて焦がしちゃったんだ、ほら」
里美ちゃんに、フライパンの中で変わり果てた姿のハンバーグを見せた。
「あらぁ、これはもう、どうにもならないわねぇ」
「材料無駄にしちゃって、ごめんなさい。これから急いで何か作るから」
私はそう言うと冷蔵庫の中にある野菜やお肉を取り出そうとしていたら

