天神学園の問題児再来

沼の深みへと引き込まれたほむら。

彼女がそこで見たのは、大きな化け蝦蟇ともいうべき蛙の妖怪だった。

椒図。

竜生九子の第9子で、末っ子だ。

「何じゃ、あの触り心地のいい尻の娘を捕まえようと思ったが、一番ハズレの小娘じゃったか。童(わらべ)には興味がないわ」

触手の正体は、椒図の長い舌だったのだ。

誰が一番ハズレだ、この変態蛙め、と思うが、水中ではほむらの毒舌も吐けない。

燈を握る前に、水中に引き込まれてしまった。

椒図は、他所者が巣穴に入る事を嫌う。

己の棲み処であるこの沼にも、他所の妖怪や人間が大陸に来る事もだ。

「そんな連中は、わしがここで餌にしてやるからの」

舌で絡め取ったまま、ほむらを口の中に引き込もうとする椒図。

勢いよく引き寄せられた彼女は。