タイマントーナメントが終わり、天神学園も取り敢えずの平穏を取り戻した。

朝、登校風景。

まだ包帯やら絆創膏やらは残るものの、いつものように通学路で顔を合わせ始めたシオン一味。

…そう、ここからシオン一味です。

「よっ、リーダー」

シャンリーがふざけてシオンをからかう。

「何だよ、まだ慣れないんだから言うなよ」

苦笑いするシオン。

「何を言っている、シャキッとしてもらわねぇと困るな」

龍鷺郎がシオンの背中を叩いた。

一味の決定権は、シオンに委ねられている。

責任重大だ。