天神学園の問題児再来

ヴラドの口の中で、火花が散るのが見えた。

そのまま牙で切っ先を固定し、真太郎を振り回して床に叩き付ける!

「ぐぅぅ!」

予想外の攻撃に受け身が取れず、強かに頭を打ち付けてしまった。

「如何なる銘刀にも、俺の牙は劣らん。貴様が俺を倒すだと?」

ハァハァと息をしながら。

「600年早いわ餓鬼がっっっっ!」

ヴラドが吠える。

彼とて必死なのだ。

王になる為、花龍が恥じる事なく妃に嫁ぐ為に。

ヴラドは誰もに認められる強さを得なければならない。

吸血鬼だから、人外だからと詰らせはしない。

吸血鬼だから、人外だからこそ。

「誰にも負けぬ強さがある!誰もを守れる…早川を守れる強さがある!」