天神学園の問題児再来

そう考えた真太郎は。

「否!」

振り向き様にヴラドの胴を薙ぐ!

「ぐふっ!」

只の胴薙ぎを、躱す事が出来ずに斬られるヴラド。

「…やはりか…」

真太郎は呟く。

「幻術ではない…先程のは蝙蝠に変化し、幻術であったように見せかけただけ…追走の鶯も常磐哀歌も、貴方に確かに決まっている」

「……」

傷を庇い、悔しげな顔をするヴラド。

彼の傷は、再生しない。

急所である心臓の再生で手一杯なのだ。

「何故…幻術でないと気付いた…」

「幻術に見惚れたか…と呟いた貴方の言葉…必死に隠そうとしても、呼吸が乱れていた。本当に幻術だったならば、呼吸が乱れるほど消耗する筈がない」

「…成程な…」

俯き加減に笑うヴラド。

「やはり貴様は、我が覇業の障害だ」