天神学園の問題児再来

痺れるような痛み。

龍馬は何とか立ち上がろうとするが。

「っあ…」

龍太刀を握る手が、緩む。

刀が、握れない。

先の刺突、そして先程の曙。

血を流し過ぎたか。

もう力が込められなくなってきた。

「刀を握れぬ剣客は、最早死に体…どうする龍馬」

先を促す真太郎。

無論、続けるかどうかだ。

「わしは馬鹿じゃきに…途中止めすれば楽になるのにとか、そういう知恵は働かんがじゃ」

龍馬は即答だった。

この苦痛に、笑みさえ浮かべながら。

楽しいのだ、この馬鹿は。

これだけ刺され、切り刻まれながら。

「…本当に馬鹿だな、貴様は」

「初めて真太郎に誉められたがじゃ」

2人揃って笑う。

「ならば最早問うまい」

狂奏丸を納刀し、川蝉を構える真太郎。

「父の愛用した技、橡(つるばみ)でトドメを刺す」