「そ、そんな事言わんでええかじゃ!真太郎!」

龍馬が慌てて真太郎の肩を摑む。

「お前らには、不甲斐ないとこ見せたばかりか、迷惑かけたきに…そんな事言わんでくれ…新しい刀くらい、遠慮せんで見て行ってほしいがじゃ」

「…ならばそうしよう」

フッと笑みを浮かべる真太郎。

では改めて、龍馬の新しい愛刀・龍太刀のお披露目会だ。

朝の太陽の下、龍馬はスラリと龍太刀を抜刀する。

「ふぁー…綺麗な刀身ですねぇ…」

リプニーが感嘆の溜息を漏らす。

反りは浅め、典型的な日本刀の刀身。

波打つような乱れ刃の刃紋は、まるで天をうねりながら舞う昇龍のようだ。

日の光を浴び、輝く白刃。

これが龍太刀。

龍之介が、自身の最高傑作と豪語する作刀…。