見た事もない男だった。
学帽、長ランという一昔前の番長のようなスタイルの長身。
少し大人びた印象を受けるが、出で立ちから察するに、龍馬や真太郎、シオンらと同じ高校生なのだろうか。
「あの、な、何ですか?橘リゾートのスタッフの方…じゃないですよね」
男に言うリプニー。
「自己紹介が遅れたな。天神学園に転校してきた。名は…」
男は龍馬ら全員をサッと見渡す。
「鴉丸 龍鷺郎(からすま りゅうきろう)だ」
「鴉丸?」
シオンが反応する。
父・シンが在学中に、何度か稽古をつけてもらった事のある妖怪・鴉天狗の一族の1人、鴉丸 鷹雅(からすま おうが)と同じ姓だ。
この国ではかなりの勢力を誇る妖怪であり、河童や化け狸、雪女といった妖怪達とも同盟を結んでいるという。
「じゃあお前も鴉天狗か?」
「…鴉丸姓だが、俺自身は鴉天狗じゃあない…黒い翼も持たないしな」
ハンドポケットのまま、龍鷺郎は言う。
学帽、長ランという一昔前の番長のようなスタイルの長身。
少し大人びた印象を受けるが、出で立ちから察するに、龍馬や真太郎、シオンらと同じ高校生なのだろうか。
「あの、な、何ですか?橘リゾートのスタッフの方…じゃないですよね」
男に言うリプニー。
「自己紹介が遅れたな。天神学園に転校してきた。名は…」
男は龍馬ら全員をサッと見渡す。
「鴉丸 龍鷺郎(からすま りゅうきろう)だ」
「鴉丸?」
シオンが反応する。
父・シンが在学中に、何度か稽古をつけてもらった事のある妖怪・鴉天狗の一族の1人、鴉丸 鷹雅(からすま おうが)と同じ姓だ。
この国ではかなりの勢力を誇る妖怪であり、河童や化け狸、雪女といった妖怪達とも同盟を結んでいるという。
「じゃあお前も鴉天狗か?」
「…鴉丸姓だが、俺自身は鴉天狗じゃあない…黒い翼も持たないしな」
ハンドポケットのまま、龍鷺郎は言う。


