豪雨と強い風をもたらした嵐が嘘のように、翌朝は穏やかで爽やかな日差しだった。

ベッドで目を覚ましたリプニーは。

「ん…」

やたらと窮屈である事に気付く。

1人用のベッドなのに、何か身動きとり辛いというか、体が不自由というか。

それもその筈。

「んなっ?」

シャンリーに後ろから胸鷲摑みにされてました。

更にシオンには前から抱きすくめられて尻鷲摑みにされてました。

おのれ、挟み撃ちとは卑怯なり。

「なななななななななにやってるんですか2人ともぉっ!」

ご尤も。