天神学園の問題児再来

目の前で話しているのは、そんな剛の者とは思えぬ、等身大の少年なのだが…。

花龍や紫陽花らと話すシオンは、真太郎が知っているいつものシオンだ。

朗らかに笑い、身振り手振りを交えて話し、そして…。

「あん、もう」

紫陽花が苦笑いする。

シオンの手が、当たり前のように紫陽花の小振りな胸に。

ポン、と肩を叩くようなノリで、軽く触れた。

シオン流の挨拶のようなもの。

親愛のボディタッチだ。

天神学園では、シオンのこの手のボディタッチは毎度の事であり、故に女子生徒達も今更の如く騒ぎはしない。

同じく破廉恥属性の紫陽花やシャンリーなどは最早スルーに近いし、花龍でさえ、やれやれといった様子で眺めるしかない。